著作権侵害
ソフトウェア著作権侵害の防止
ソフトウェア著作権侵害とは、著作権者の許可なくソフトウェアを複製、配布、または使用する行為です。ソフトウェア著作権侵害は犯罪であり、企業から消費者まで、すべての人々を傷つける行為です。自分自身を守り、ソフトウェアの著作権侵害をなくすために、Claris の著作権侵害対策にご協力をお願いします。
著作権侵害はあなたに損害を与える可能性があります。海賊版ソフトウェアにはマルウェア (妨害や加害を目的とするウイルス、バグ、ワーム、トロイの木馬、トラップドアなど) が含まれている可能性があるため、ダウンロードにご注意ください。IDC の調査によると、海賊版ソフトウェアパッケージを入手またはインストールした場合、または海賊版ソフトウェアを搭載した PC を購入した場合、 33% の確率で消費者や企業がマルウェアに遭遇する可能性があります。また、疑わしい Web サイトでの注文にも注意してください。そのような Web サイトは、個人情報盗難詐欺やクレジットカード詐欺の入り口である可能性があります。
違法ソフトウェアの見分け方
Claris(旧ファイルメーカー社)は、2013 年 12 月発売の FileMaker 13 から、日本国内で販売される正規の FileMaker パッケージ製品には、偽造防止と真贋判定のために高性能のホログラムを貼付していますので、本物の製品を識別するのに役立ちます。ホログラムの無いもの、質の悪いホログラムのものは、違法に改造された製品である可能性があります。もしそのような製品を取得してしまった場合は、すぐにpiracy-japan@claris.comまでご連絡ください。
- 「信じられないほど安い」価格
違法な販売者は、「正規」ソフトウェアと称して大幅なディスカウント価格で販売しています。それが極めて安いのは、これらの販売者が Claris に対してソフトウェアの代金を払っていないからです。新品同様にラッピングしてあったとしても常識を働かせて、疑わしい「取引」に関わらないようにしてください。 - OEM ソフトウェア
安価な OEM ソフトウェアを販売していると偽る販売者が多くいます。Claris は、ディスカウント価格の OEM ソフトウェアを販売していません。「OEM」ディスカウントであるとうたっているものは、違法ソフトウェアであることにご注意ください。 - 匿名の販売者
実際の住所や電話番号をサイト上に掲載していないオンライン販売者にソフトウェアを注文する場合は、特に注意が必要です。こうした業者には、特定されたくない相応の理由があるのです。そのようなサイトを信頼してクレジットカード情報やその他の貴重な情報を提供しないようにしてください。信頼すると、後悔することになりかねません。eBay などのオークションサイトから注文する場合は、注文する前に販売業者に関するレビューと取引履歴を確認した方が良いでしょう。 - 教育機関/ NPO 法人向けソフトウェア
教育機関向けまたは NPO 法人向けバージョンと表示されているソフトウェアを受け取った方で、当該ディスカウントの対象でない方は、ソフトウェアを返品の上、返金を依頼してください。販売者の中には、事情を知らない顧客に対して、使用制限のあるソフトウェアを、制限のあることを隠したまま再販売する者もいます。 - CD のみの販売
パッケージや Claris が発行するドキュメントやその他の印刷された文書を同梱せずにディスクだけで提供された場合、偽造品か、正規ライセンスのないソフトウェアである可能性があります。疑わしいと思われる場合は Claris に確認してください。 - 既に登録済みのソフトウェア
購入したソフトウェアを常に Claris に登録されることをお勧めします。ご自分の Claris ソフトウェアを登録しようとしたときに、ライセンス・キーが既に登録済みであることを知らせるEメールが Claris から送信されてきた場合、 Claris までご連絡ください。当社で詳しく調査し、お客様が入手されたソフトウェアが違法なものかどうか確認いたします。Yahoo! Auction その他のオークションサイトで中古ソフトウェアを販売される場合、既に登録済みのソフトウェアを出品する前に、オンラインオークション譲渡申請書をご提出いただく必要があります。 - 悪気のない違法コピー
ご存じのように、友人等からソフトウェアをコピーする行為は著作権法に違反します。ライセンスされた 1 つのコピーを複数のコンピュータにインストールする行為も違法です。適正なライセンスの取得に必要な対価を支払わずに、ソフトウェアを使用またはコピーしないでください。
著作権侵害ソフトウェアを購入してしまったと思った場合には、どうすればよいか
- 販売者に連絡し、全額の返金または正規製品への交換、あるいは購入した製品が正規のものであることの証明を求めてください。
- 販売者が返金や製品の交換を拒否する場合は、各地の消費生活センターにご相談ください。
- オンラインのオークションサイトから購入した場合は、オークションサイトまたは販売業者サイトに連絡して、苦情の申し立てをしてください。
- Claris の担当者に電子メール (piracy-japan@claris.com) で連絡してください。
- 社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)に連絡してください。 *Claris は ACCS のメンバーです。
ご自身を守りましょう
Yahoo! Auction その他のオークションサイトで出品されているソフトウェアの 90% もが、違法な偽造品またはグレーマーケットのコピーであると推定されています。 さらに、インストールされているビジネスソフトウェアのうち、世界では最大 42%、米国内では最大 20% が、違法コピーと推定されています。ソフトウェアの盗用とそれに関連する影響は -- 職、給与、税収の喪失を含めて -- 米国で 98 億ドル、日本で 19 億ドル、世界では 635 億ドルにのぼると推定されています。(2012 年 5 月発表の BSA の著作権侵害に関する統計による)
詐欺
ソフトウェア詐欺の多くはクレジットカード詐欺などの違法行為の手口としても使われます。クレジットカードを違法ソフトウェアの購入に使うと詐欺や個人情報盗難詐欺に遭う危険があります。
品質
購入したソフトウェアが正しく機能しなかったり、全く動作しない場合があります。
サポートが終了したバージョン、ベータ版 (テスト版)、機能しないソフトウェアコピーであることもあります。
サポート
カスタマサポート、アップグレード、技術文書、トレーニング、バグ修正を利用できない場合があります。自分を守るための保証がない場合があります。
ウイルス
貴重なデータを破壊する可能性があるウイルスの攻撃にさらされるリスクが高くなります。
処罰
著作権を侵害すると、高額な罰金を科される場合があります。公私において屈辱的な思いを経験するかもしれません。組織の場合は、悪い評判が広まってビジネスが取り返しのつかない損害を被るおそれがあります。次の行為は、著作権法に違反します。
◎ インターネットを通じて、他人が著作権を有するソフトウェアを無断でファイル交換する行為。(著作権法 23 条 1 項)
◎ 私的使用またはバックアップ目的以外で、他人が著作権を有するソフトウェアを無断でコピーする行為。(著作権法 21 条)
◎ 私的使用またはバックアップ目的でコピーしたものであっても、他人が著作権を有するソフトウェアのコピーを不特定または多数の人に販売、貸与その他提供する行為(著作権法 49 条第 1 項)
◎ 以上のいづれかに該当する違法ファイルやコピーであることを知りながら、受け取った人がこれを使用する行為(著作権法 113 条第 2 項)
著作権を侵害した者が負担する責任には、民事上の責任と刑事上の責任があります。民事上の責任としては、まず当該著作権侵害行為(例.インターネット上でのプログラムのファイル交換)は差止請求・破棄請求の対象となります(著作権法第 112 条)。さらに著作権侵害行為により発生した損害について損害賠償義務(民法第 709 条)および不当利得返還義務(民法第 703 条)が発生します。刑事上の責任としては、著作権を侵害した者は、犯罪者となり(つまり前科・前歴がつきます)、10 年以下の懲役または 1000 万円以下の罰金を科されます(著作権法第 119 条第 1 号)。同時に、それが会社等の業務として行われた場合には、その雇い主である会社等には 3 億円以下の罰金が科されます(同 124 条 1 項 1 号)。