2016年 5 月11日 – ファイルメーカー株式会社(東京都港区六本木)は本日、実績あるカスタムApp プラットフォームの新バージョン、FileMaker 15 リンク を発表しました。この最新バージョンのFileMakerプラットフォームでは、モビリティ、自動化と統合、使いやすさ、セキュリティ、およびパフォーマンスの5つの重要分野で新機能が追加され、カスタムApp開発のために必要不可欠な機能が強化されています。
FileMakerプラットフォームには、独自のビジネスニーズに合わせてカスタムAppを作成するための基本機能がすべて備わっています。作成したカスタムAppは柔軟で簡単に統合でき、iPad、iPhone、Mac、Windows、Webでシームレスに動作します。
FileMaker 15プラットフォームの新機能:
- モビリティ: Touch IDがサポートされ、指紋認証でカスタムAppを開けるので、セキュアにアクセスできます。3D Touchがサポートされ、特定のカスタムAppに素早くアクセスできます。新しくApp Extensionsをサポートし、コンテンツのカスタマイズやクラウドベースのファイル共有が可能になりました。iBeaconをサポートし、iBeaconデバイスから通知されるデータに基づく適切な近接情報をカスタムAppで取得できます。また、FileMaker WebDirect機能を使用して、スマートフォンのWebブラウザからカスタムAppにアクセスできます。
- 自動化と統合: 製品内ソフトウェア更新やスクリプトワークスペースの機能強化など、効率化のための時短ツールが搭載されました。スクリプトワークスペースでは、元に戻す操作を複数回実行できるので、確定させるまで編集中のスクリプトを復帰できます。また、問題のある箇所のテキストが赤く強調表示され、簡単に識別できます。新しいESSアダプタで、接続できる外部SQLデータソースがさらに増え、PostgreSQL、IBM DB2にも接続できるようになりました。
- 使いやすさ: 新しい基本のStarter Solutionを使って、連絡先、目録、コンテンツ、タスクの管理をすぐに始めることができます。新しく再設計されたWebベースのヘルプでは、メニューから必要な情報をさらに短時間で検索できるようになりました。ヘルプをダウンロードしてオフラインで使用することもできます。FileMaker Proのステータスツールバーのデザインが一新され、カスタムAppのユーザインターフェースが向上しました。
- セキュリティ: 新しいマスク付き編集ボックスでは、画面に表示したくない機密情報を非表示にできます。セキュリティ事前警告の新機能で、無効なセキュリティ証明書を持つホストや Webサイトに接続しようとすると接続前に警告が通知されます。FileMaker Serverでは、より多くの有力ベンダーのSSL証明書がサポートされます。中間証明書、SAN証明書、およびワイルドカード証明書もサポートされました。
- パフォーマンス: 最長呼び出しの使用状況ログで、FileMakerプラットフォーム内で起きている低速化の原因を診断できます。ポータルの進行状況バーには、ポータルのデータのフィルタリングおよびソートがいつ完了するかが示されます。ポータルのフィルタリングやソートのプロセスが他の操作とは別にバックグラウンドで行われるようになったため、これらの処理の実行中もカスタムAppの使用を継続できます。
- 新しいライセンスモデル: ユーザ数ベースのライセンスプログラム、FileMaker Licensing for Teams (FLT)を新しく開始しました。FileMakerソフトウェア5名以上のチームで使用する場合に最適です。ユーザは、デスクトップではFileMaker Pro (ユーザ接続用)を、iPad/iPhoneでは FileMaker Goを、WebブラウザではFileMaker WebDirect機能を使って、FileMaker Serverにアクセスし、情報を安全かつリアルタイムに共有することができます。FLTについてさらに詳しくは、こちら リンク を参照ください。
FileMaker, Inc.のマーケティング担当バイスプレジデントであるAnn Monroe (アン・モンロー)は次のように述べています。「新バージョンFileMaker 15プラットフォームでは、モバイルデバイス、PC、Webでシームレスに動作するカスタムAppの開発と展開を、よりシンプルに行えるようになりました。当社は、お客様がさらにシンプルにカスタムAppを開発できるプラットフォームを提供していくために、今後もたゆまぬ努力を続けてまいります。」
【価格と販売について】
下記FileMaker 15製品ラインのソフトウェアが本日より発売されます。公式ストアのFileMaker Store リンク 、またはFileMaker製品取扱店でお求めいただけます。
- FileMaker Pro 15:38,000 円
- FileMaker Pro 15 Advanced:63,000 円
- FileMaker Server 15:99,000 円(ボリュームライセンスのみ)
- FileMaker Licensing for Teams (FLT) 5ユーザ接続:96,000円(年間利用料金)
(上記価格はすべて税別の希望小売価格)
- iPadおよびiPhone用ユニバーサルアプリのFileMaker Go 15 リンク はiTunes App Storeから無料でダウンロード可能。
- FileMaker Storeではダウンロード製品のみを販売。
- パッケージ製品には、インストール用のメディアは同梱されない。ソフトウェアをダウンロードするためにインターネット接続が必要。
- FLTは、5ユーザ接続単位で100ユーザ接続まで。詳しい価格表はこちら リンク 。
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