FileMaker を学ぶ方法はさまざまで、公式テキストや書籍を活用した独学、どこからでも無料で視聴できるweb セミナー、ワークショップやイベントへの参加などがあります。その中で、FileMaker を業務に活用している方の多くが、効率よくしっかり学べるとおすすめするのが、集合研修形式でトレーニングが受けられる「 FileMaker Master Training 」です。トレーニングを担当する講師と、初めてFileMakerを学ぶ受講者の方々にお話を聞いてみました。
― FileMaker Master Training とは
認定デベロッパから教わる
実践につながる FileMaker の活用法。
FileMaker のスキルを身につけたいと思った時、まず活用できるのは、Claris 社の公式トレーニング教材です。 FileMaker Master Training でも使用している公式テキスト『 FileMaker Master Book 』は、PDF 版を Claris 社の Web サイトから無料でダウンロードできるため、まずはお金をかけずに独学で始めてみることができます。
独学では掴みきれないポイントを FileMaker 認定デベロッパの講師が丁寧に教えてくれるのが、FileMaker Master Training です。トレーニングでは、公式テキストに沿ってデータベースの概念や FileMaker の機能について理解を深める講義をじっくり聞きながら、手を動かし実際に App を作成します。FileMaker を活用し第一線で活躍しているプロから直接要点を教えてもらえるため、実践で役立つ知識・スキルが効率的に習得できます。
トレーニングには4つのコースがあり、身に付けたいレベルに合わせて受講ができるようになっています。
・入門(0.5日)
データベースの初歩を学びつつ、FileMaker の基本的な操作方法の習得をめざすコース
・初級(2日間)
主に自分が使用する前提で、基本的なカスタム App 作成のスキルを身につけるコース
・中級(3日間)
複数ユーザ間での共有や、チームのメンバーを「利用者」と想定して、チームで活用するカスタムApp の作成スキルを身につけるコース
・上級(2日間)
File Maker Server などを使用し App を共有するための環境構築、他システムとの連携、セキュリティと安定的な運用管理ができることをめざすコース
― FileMaker Master Training 講師インタビュー
つまずいた時に立ち返るポイントを伝えていくことで、 本質的なシステム構築ができる。
FileMaker 認定デベロッパとして約 15 年、FileMaker 公式トレーニング講師を 10 年以上務め、公式トレーニング教材の執筆も手掛けている蜷川さん。どのようなことを意識して何を受講生に伝えているのでしょうか。お話を聞いてみました。
「 FileMaker Master Training を受講するタイミングとしておすすめなのは、まずはご自身で FileMaker を触ってみて、わからないことが出てきたタイミングです。課題解決したいシステム開発を突き詰めていくと、独学だけじゃどうしても超えられない壁がやってくることがあります。そんな時に Master Training を受けてみてください。手法ではなく、仕組みと考え方の基礎をしっかりとお伝えします。柔軟に開発ができるソフトなので、手法はたくさんあります。そこで、概念を理解することでいろんな応用につながり、本質的なシステムを構築できると考えています。限られた時間の中で、全てを持って帰るのは限界があります。だからこそ、何か問題があった時に立ち戻るポイントを、経験値を踏まえて教えていくことを大事に進めていますね。FileMaker の魅力のひとつでもある、複雑なコードなしで柔軟性の高い開発が実現できることを活かすには、基礎的な機能の本質を理解して応用していくことが重要な鍵だと思います。」
― FileMaker Master Training 受講者インタビュー
解決できるのは1つの課題だけじゃない。
仕組みを理解することで業務改善の幅が広がる。
同じ会社の異なる部署に所属し、それぞれの業務に課題を感じている丸山さんと毛利さん。初級コース受講後にどのような気づきがあったのでしょうか。感想を聞いてみました。
受講のきっかけは?
丸山さん「受講したきっかけは、経理の煩雑な処理を FileMaker で解決したいと思ったことです。現在、スタッフ 40 名分の経理業務を担当し、日報や勤怠管理など複数の Excel ファイルにデータを打ち込んで作業をしているのですが、時間がとられてしまっています。そこで働き方改革の展示会に行った時に FileMaker を見つけ、これなら解決ができるかもしれないと思い、トレーニングを受けることにしました。」
毛利さん「私も丸山と一緒に展示会へ行ったことがきっかけです。弊社は、ドラマやライブの映像と音声の編集を主にしています。私の業務で感じている課題は、収録データの管理が煩雑になっていることです。たとえばドラマの撮影では、同じ日に話数の異なるシーンを複数のカメラで撮影した素材が大量に送られてきます。今は、 Excel や手書きの紙で映像素材を管理していますが、必要な素材がすぐに探せるように電子化し、FileMaker でシステムを構築して時間効率を改善したいですね。」
受講後の感想を教えてください。
丸山さん「あっという間でしたね。まだ概念を掴みきれていないところがあるので、今日聞いたポイントを踏まえてテキストで振り返り、実際につくりながらパズルのように統合してみたらうまく FileMaker と付き合えそうだなと感じました。(Claris 社の)サポートもうまく活用しながら何とか形にして業務効率化を実現させたいですね。」
毛利さん「先生と同じ操作をやろうとすると、その通りにやることで精一杯になっていたので、復習をしようと思います。まずはきちんと基礎をおさえて使いこなせれば、自分の業務だけではなく、いろんな業務課題の解決に繋がりそうです。」
FileMaker Master Training の詳細・お申し込みはこちら
FileMaker Master Training で使用されている公式テキスト「FileMaker Master Book」は、FileMaker を独学で学びたい方にもおすすめです。PDF 版は無料でダウンロード可能、書籍版も販売しています。
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