ニュースリリース

Claris Connect が新たに「SmartHR」と「駅すぱあとWebサービス」と連携開始

2020 年 11 月 4 日 –  ノーコード・ローコード開発プラットフォームを提供する Claris International Inc.(本社:米国 カリフォルニア州)は、 iPaaS (integration Platform as a Service) として様々なアプリケーションやサービス、データの統合・連携を可能とするクラウドベースのサービス Claris Connect に、新たに株式会社 SmartHR (本社:東京都港区)が運営するクラウド人事労務ソフト 「SmartHR」 と、株式会社ヴァル研究所(本社:東京都杉並区)が運営する経路検索・運賃計算 API 「駅すぱあとWebサービス」 のコネクタが追加され、利用可能となったことを発表しました。

背景:

現在、多くのクラウドサービスは API を利用することにより相互連携し、異なるアプリケーションにまたがる業務の効率化や自動化が可能となっています。Claris Connect は各種サービス、アプリケーションを互いに連携させる際に要求される API の知識や複雑な設定をほとんど必要とせず、ブラウザ上での直感的な操作により API 連携を可能とする iPaaS として、2020 年 3 月にサービスを開始しました。

Claris Connect が他の統合・連携サービスと比べてユニークでパワフルなところは、クラウドとオンプレミスと双方のアプリケーションに接続するフローを簡単に作成でき、 API を利用した自動化ワークフローの構築のほか、必要に応じてフローを柔軟に変更することが可能な点です。

Claris では 世界で利用されている主要な Web アプリケーションのみならず、日本国内のユーザのニーズにも幅広く対応するため、国内サービスに対応したコネクタの拡充を進めており、これまですでに以下の 3 つのサービスに対するコネクタをリリースしました。

  • クラウドサイン ( 弁護士ドットコム株式会社 ):Web 完結型クラウド契約サービス
  • Chatwork ( Chatwork株式会社 ):ビジネスチャットツール
  • PostcodeJP API ( NST ):郵便番号、住所検索 API

今回、新たに 「SmartHR」 および 「駅すぱあとWebサービス」 と連携するためのコネクタが追加されました。

SmartHR との連携

この度 Claris Connect に追加された SmartHR コネクタを利用することにより、 Claris Connect が対応する各種クラウドサービスやアプリケーションと SmartHR との間で、 API を利用した双方向のデータ連携を簡単に構築することが可能となります。今回の SmartHR コネクタは従業員情報の取得や従業員情報の登録、部署情報の更新など、17 種類のアクションに対応しています。これらのアクションを利用し、既存で利用している業務アプリケーションに入力した社員データを SmartHR に登録したり、 SmartHR で管理されているデータを別のクラウドサービスから取得するなど、あらゆる連携シナリオに対応可能です。その他、 Claris Connect 側で SmartHR からの Webhook を受け取ることにより、 SmartHR へデータ登録された際に自動的に他のクラウドサービスやアプリケーションとデータ連携することも可能です。連携可能なデータはSmartHR の標準データ項目だけでなく、ユーザにより追加されたカスタム項目も含みます。

駅すぱあとWebサービスとの連携

この度 Claris Connect に追加された駅すぱあとコネクタを利用することにより、各種クラウドサービスやアプリケーションから駅すぱあとWebサービスの API を利用した運賃計算や経路検索の機能を簡単に利用することができるようになります。駅すぱあとコネクタでは、経路検索や駅情報の取得など、8 種類のアクションに対応しています。例えば、通勤費申請用の業務システムに入力した駅名から経路検索や定期代の計算を行う場合、従来は業務システム側に駅すぱあとWebサービスの API を呼び出すための実装を行う必要がありましたが、 Claris Connect と駅すぱあとコネクタを利用することにより、連携のための設定や実装を大幅に簡略化させ、各種システムへ簡単に駅すぱあとWebサービスの機能を組み込むことができます。

※今回リリースしたコネクタは「駅すぱあとWebサービス for Amazon」に対応しています。

Claris FileMaker など、他のコネクタとの連携

短期間でのノーコード・ローコード開発が可能な FileMaker プラットフォームと SmartHR、駅すぱあと、クラウドサイン、Chatwork を Claris Connect を利用して連携させることで、採用応募管理や雇用契約の締結、社員管理、交通費精算など多岐にわたる業務を自動化ワークフローとして構築・展開することができます。Claris は、今後も国内のお客様ニーズに幅広く対応するため国内サービスに対応したコネクタの拡充を図ってまいります。

SmartHR について

SmartHR は、2 年連続シェア No.1(※)のクラウド人事労務ソフトです。雇用契約や入社手続き、年末調整などの多様な労務手続きのペーパーレス化を実現します。組織状態の可視化・分析に活用可能な「従業員サーベイ機能」を、2020 年 9 月より提供開始。さらに、勤怠管理や給与計算システムなど、様々なサービスとの連携も充実しています。

SmartHR は、煩雑で時間のかかる労務手続きと管理から経営者・人事労務担当者・従業員を解放し、”本当に必要な仕事”に集中できる時間をつくることで、企業の生産性向上を後押しします。

※『HRTech クラウド市場の実態と展望 2019 年度 労務管理クラウド部門』ミック経済研究所調べ

駅すぱあとWebサービスについて

「駅すぱあとWebサービス」は、「駅すぱあと」が持つ経路検索、運賃計算機能や全国の公共交通機関データなど、Web サイトやアプリに自由に組み込むことができる API サービスです。

経費精算などの業務支援サービスや旅行アプリ、MaaS アプリなどで「駅すぱあと」の機能やデータを活用することが可能です。

API の仕様は Web サイトで公開しており、実現したいことから逆引きできる Tips、豊富なサンプルコードなどにより、学習コスト・開発工数を削減し、短期間での開発を実現できるよう支援しています。

Claris International Inc. について

Claris International Inc. は短期間のローコード開発が可能な世界トップクラスのプラットフォームを開発し、規模を問わずあらゆる企業でデジタルトランスフォーメーションを実現できるように、問題解決者を支援する一連のサービスを提供しています。中小企業とフォーチュン 500 企業で 130 万人以上のユーザに利用されています。Claris は Apple の子会社であり、イギリス、フランス、ドイツ、中国、オーストラリアなど世界各地で事業を展開しています。Claris 製品は 日本国内では、Apple Japan, Inc. が販売しています。クラリス・ジャパン株式会社は 2020年9月1日付で Apple Japan, Inc. と合併いたしました。