事例

GIGA スクール構想の実現に必要なのは、蓄積されるデータを管理できる統合型校務支援システム。

新型コロナウイルス感染症を発端として、文部科学省「GIGAスクール構想」が加速し、子どもたち一人一人の個性に合わせた教育の実現に向けて日本もようやく走り始めています。この取り組みは、単なる構内のインフラ整備や端末の配布にとどまらず、教職員の業務を支援する「統合系校務支援システム」導入で、教員の働き方改革につなげる狙いもあります。日本に先行して取り組みが行われている米国では、教育機関や教育委員会単位で異なるアプリケーションを複数導入していることでSIS (Student Information Systems) と アプリケーションの相互連携に悩まされています。その問題を解決するために生まれたのが デバイス・コンテンツを管理する ASM(Apple School Manager)と、Claris Connect との連携です。この連携は 2021 年現在、米国の教育機関で正式採用され、SIS とアプリ間の情報共有が API 連携により実現しています。

みなさんもご存知のとおり、教職員には非常に多くの仕事があります。授業はもちろん、評価・成績表の作成、進路指導、部活動といった目に見えることの他にも、入学説明会や出願の受付、合否に関わる業務、学籍管理や学納金の管理、年間のカリキュラム作成など。教職員の長時間労働は社会問題にもなっており、なんとか校務を効率化できないか、と思われている教育関係者の方は多いのではないでしょうか。
日本での教育機関向けアプリ連携は FileMaker プラットフォームを採用することで API 連携が容易に行えるようになります。
明日 11 月 3 日は文化の日、ということで、これまで Claris がブログやお客様事例としてご紹介してきた中から、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」のに欠かせない場である学校の記事をまとめました。学校ごとに異なる課題やニーズにあわせてシステムを構築し、アナログな手作業で時間がかかっていた校務を効率化することで、より多くの時間を生徒のために使えるようになった、というさまざまな事例をご覧ください。

【朋優学院高等学校】教務全般のシステムを教員自身がすべてローコード開発で内製開発。

入学前の説明会やウェブ出願、入試合否に関わる業務、在学中の学籍や成績、卒業後の進路まで、生徒の情報をすべて内製開発した校務システムで管理している朋優学院高等学校。各種証明書の発行、図書館の蔵書や貸出、教員間や生徒への連絡、教員の出退勤の記録まで Claris FileMaker で開発、運用されています。

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【新渡戸文化学園】手書きで 3 日かかっていた小学校の通知表作成が 30 分に。クラウドで管理の負担も軽減。

以前は通知表の作成の際、スプレッドシートで作成したものを手書きで通知表の用紙に 3 日かけて書き写していた、という学校法人新渡戸文化学園は、FileMaker プラットフォームベースの校務支援システム「スクールマスターZeus」* の導入により、通知表作成にかける時間を劇的に短縮。クラウドでの運用で、サーバ管理の負担やリスクからも解放されました。

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【帝京中学校・高等学校】ブラックボックス化した既存のシステムに振り回された 15 年。名門:帝京が決めたレガシーからの脱却

生徒の個性・資質に応じた教育を提供する帝京中学校・高等学校は、多様なコースに対応できる独自のシステムを数億円を費やして大手 IT 企業に依頼し、構築しました。しかし高額な運用費用や改修にかかる時間が課題に。情報化・グローバル化に伴う教育改革の必要性を強く感じていた校長の経営判断により、同校は変化に耐えうるシステムへの思い切った移行に乗り出しました。

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【国府台女子学院】分断されていたシステムを一つにし、12 年一貫の教育プログラムを一元管理。

小学部・中学部・高等部の 12 年一貫教育を行う伝統校 国府台女子学院では、以前は小・中・高でそれぞれ Excel や Access を駆使した別々のシステムが使われ、少数の教職員にシステム開発やサポート業務が集中することが課題となっていました。「スクールマスター Zeus」の導入で、学籍、成績、入試のデータを一元管理できるようになり、教職員の業務負荷を大幅に軽減できるようになりました。

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【東海中学校・高等学校】進路指導部のない進学校が生徒一人ひとりと向き合う時間をつくるために選んだ校務システムとは

創立 133 年を迎えた 東海中学校・高等学校は、全国トップクラスの大学に多くの合格者を出す進学校でありながら、進路指導部は存在せず、担任があらゆる面で生徒をサポートしています。以前は中高それぞれ VB ベースの別の仕組みで管理されていた生徒の情報を一元管理するためにシステム刷新を決意。譲れない 3 つのポイントから FileMaker ベースの「スクールマスター Zeus」の導入を決めました。

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【日本体育大学荏原高等学校】教務から学納金管理まで幅広い校務に対応。一元化された情報は生徒募集の戦略に活用。

生徒の募集から卒業までデータを「スクールマスター Zeus」で一元管理する日本体育大学荏原高等学校。教員は一元化されたデータを頻繁に見て生徒指導に生かせるようになり、面談の質も向上したといいます。さらに生徒募集の戦略立案にも活用し、志願者が大幅に増加しました。

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*「スクールマスターZeus」は Claris パートナーのウェルダンシステム株式会社が提供する、FileMaker プラットフォームベースの校務支援システムです。様々な基本機能があり、これをベースとして導入する学校ごとにカスタマイズして利用できます。

校務の効率化については、こちらの電子書籍でもご紹介しています。